ホンダとマツダの世界戦略SUVがヴェゼルとCX-3
コンパクトSUVというジャンルの「ホンダ・ヴェゼル」と「マツダ・CX-3」。両社が世界戦略車と位置付けている通り、日本国外でも人気のあるモデルです。
街乗りをメインにするなら丁度良いボディサイズと燃費の良さに加え、オフロードもそれなりに走れることが好評ですね。
世界的に人気がある2車種のコンパクトSUVの魅力を探ってみます。
ホンダ・ヴェゼルはこんな車
3代目フィットをベースに開発されたヴェゼル。そのキャッチコピーは「SUVの力強さとクーペのあでやかさの融合」でした。2014年のグッドデザイン賞を受賞しています
リコールを繰り返した経緯があるものの、 2014年・2015年の2年連続で新車登録販売台数がNo.1となっています。
マツダ・CX-3はこんな車
2015年1月の東京オートサロンで参考出品され、2月に発売されたCX-3。マツダではCX-5に次ぐクロスオーバーSUVで、2016年現在ではディーゼルエンジン専用車種となっています。
ボディサイズの違い
ヴェゼルのボディサイズ
全長:4,295mm
全幅:1,770mm、
全高:1,605mm
CX-3のボディサイズ
全長4,275mm
全幅1,765mm
全高:1,550mm
全体的にヴェゼルが若干大きいですね。実生活で違ってくるのが50mmの高さの違いです。CX-3なら車高1.55m制限のタワーパーキングに入れますが、ヴェゼルは制限に引っかかってしまいます。
インテリアの違い
ヴェゼルのインテリア
高遮音性のフロアカーペットや不織布タイプのアンダーカバーなど、上級セダンで使われる防音材を採用しています。ロングドライブも快適に楽しめる静粛性を徹底的に追求したのがヴェゼルのポイントです。
シートは「ファブリックシート」「本革とファブリックのコンビシート」「本革シート」の3種から選択することができます。
CX-3のインテリア
CX-3のインテリアのコンセプトは「前を向いて集中。CX-3はそれができる。」というもの。高級感はあるもののシンプルなものです。
ドライバーを疲れさせない適度な柔らかさの運転席シートは、欧州車に対抗するために力を注いだポイントの一つですね。
設計段階から『ドライバー向け』を重視していたため、居住空間としての室内を考えると競合車に見劣りしてしまいます。
室内の広さはヴェゼルがリード
ヴェゼルに比べて全長が20cm短いCX-3は、室内も若干狭くなっています。
特に違いを感じるのが後部座席です。センタータンクレイアウトを採用しているヴェゼルは、後部座席でもミニバン並みにゆとりがあるひざ周りを確保しています。ファミリーカーとして使う場合など、後部座席に人を乗せるならヴェゼルの方が良いかもしれません。
ヴェゼル
室内長:1,930mm
室内幅:1,485mm
室内高:1,265mm
CX-3
室内長:1,810mm
室内幅:1,435mm
室内高:1,210mm
燃費の違い
ガソリン車のヴェゼルはカタログ燃費が21〜27km/l、ディーゼル車のCX-3はカタログ燃費が21〜25km/l。
低燃費性能に関してはCX-3でしょう。
ヴェゼルとCX-3はどちらが買い?
個人的な意見としては独身だったら間違いなくCX-3ですね。開発段階から運転席周りを重視しているCX-3は、運転の楽しさに関して一歩も二歩もリードしています。
一方、大人数でウィンタースポーツやキャンプを楽しんだり、ファミリーカーとして考えるなら室内の広いヴェゼルがオススメです。
あなたならどんな用途で選びますか?