燃費が良くアウトドアも行けるミドルクラスSUVの三菱アウトランダーと日産エクストレイルを比較します。
アウトランダーはこんなクルマ
2005年に初代が発売されたアウトランダー。現行モデルは2012年に発売された2代目です。
プラグインハイブリッドEVシステムを搭載したアウトランダーPHEVは、日本では2車種目の量産型プラグインハイブリッド車です。最先端の環境技術を詰め込み、三菱を代表する人気モデルとなりました。
2015年のマイナーチェンジでは、三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を基にフロントデザインを刷新しました。
エクストレイルはこんなクルマ
2000年から販売されている日産のSUV。
エクストレイルの特徴は、初代から引き継いだ防水仕様のシートとフロアです。ラゲッジも防水となっているため、アウトドアではとても助かる装備となっています。また、このクラスのSUVとしては珍しく7人乗車が可能な3列シート仕様が設定されています。
2013年に発売された現行の3代目では外観が大きく変わりました。従来モデルでは角ばったオフロードSUV風でしたが、3代目では丸みを帯びた都会的な印象が強くなりました。このデザイン変更は賛否両論で、従来モデルに乗っていた方々から否定的な意見を多く見かけます。
アウトランダーとエクストレイルのスペックを比較
アウトランダー | エクストレイル | |
全長 | 4,655mm | 4,640mm |
全幅 | 1,810mm | 1,820mm |
全高 | 1,680mm | 1,715mm |
車両重量 | 1,480kg-1,570kg 1820-1880kg(PHEV) |
1,440kg(2列5人乗り) 1,510kg(3列7人乗り) 1650kg(ハイブリッド・プレミア) |
最低地上高 | 215mm | 205mm |
室内長 | 2,580mm | 2,555mm |
室内幅 | 1,495mm | 1,535mm |
室内高 | 1,265mm | 1,270mm |
最小回転半径 | 5.3m | 5.6m |
ホイールベース | 2,670mm | 2,705mm |
小回りが利くアウトランダーと直進安定性の高いエクストレイル
競合車らしくボディサイズに大きな違いはありませんが、ホイールベースと最小回転半径に大きな違いがありますね。
全長はアウトランダーの方が15mm長いものの、ホイールベースはエクストレイルの方が35mmも長くなっています。最小回転半径はエクストレイルが5.6mに対し、アウトランダーは5.3mです。
小回りの良さではアウトランダーが勝りますが、エクストレイルは長いホイールベースによる直進安定性に優れています。
アウトランダーとエクストレイルの燃費の違い
アウトランダーのJC08燃費は14.4km/L、アウトランダーPHEVは18.6kmkm/L(ハイブリッド走行時)です。アウトランダーPHEVはEV走行でも60.2km走ることができるため、総合燃費では50km/Lを超えます。
一方、エクストレイルは5人乗りのガソリン車が16.0km/L、7人乗りのガソリン車が15.6km/L。ハイブリッドは20.0km/Lです。
おわりに
パジェロやRVRなどのSUVに力を入れてきた三菱のアウトランダーと、ムラーノに代わり日産を代表するSUVとなったエクストレイル。
遠出してアウトドアへ遊びに行くならエクストレイルが、街乗りメインであれば小回りが利くアウトランダーがオススメです。