子育てに便利なトールワゴンのタントとN-BOX
子育て世代に人気があるトールワゴン。広い視界による運転のしやすさはもちろん、子供を立ったまま着替えさせられる室内の広さがその魅力です。
今回は、両側スライドドアのタントとN-BOXを比較しました。
ダイハツ タントはこんなクルマ
「子育てママが運転しやすいこと」「ママと子供が便利に使える」をコンセプトとしたダイハツの軽自動車。
2003年に発売された初代タントからコンセプトは変わりません。
現行モデルの3代目は2013年10月に発売され、2014年には新車販売台数で1位を獲得した人気モデルです。
ホンダ N-BOXはこんなクルマ
N-BOXはホンダNシリーズの第一弾として2011年に発売されました。「NEW」「NEXT」「NIPPON」「NORIMONO」はとても覚えやすいキャッチフレーズだったので、クルマに興味のない方も聞き覚えがあるかもしれません。
こちらもタントと同じく小さい子がいるファミリー層をターゲットに開発されています。
2012年度と2013年度、そして2015年の軽四輪自動車販売台数1位を獲得しています。
タントとN-BOXはどちらもベビーカーを折りたたまずに載せられます
タントとN-BOXはどちらも「後部座席にベビーカーを折りたたまずに載せられる」ことを売りにしています。A型ベビーカーでも折りたたまずに横から載せられるのは、軽自動車としては驚きの広さですよね。
N-BOXにベビーカーを載せた状態
狭い駐車場などでテールゲートが開けられない時に便利な「はね上げられるリアシート」がポイントです。
タントにベビーカーを載せた状態
タントはただベビーカーを載せられるだけでなく、ポンと置くだけで済む広いスライドドアの乗降口がポイントです。
これを可能にしているのがタント最大の特徴であるミラクルオープンドア。車両左側がピラーレスとなっており、1,490mmの広い乗降口を実現しています。
軽自動車でこれが出来るのは、子育て中のママさんパパさんにとって嬉しい機能ですよね。
※この場合は助手席を一番前までスライドさせる必要があるため、大人が助手席に乗ると非常に窮屈となります。出来ればベビーカーを購入する時に試してみた方が良いでしょう。
タントとN-BOXのスペックを比較
タント | N-BOX | |
全長 | 3395mm | 3395mm |
全幅 | 1475mm | 1475mm |
全高 | 1750mm | 1780-1800mm |
車両重量 | 940-1000kg | 990-1050kg |
室内長 | 2200mm | 2180mm |
室内幅 | 1350mm | 1350mm |
室内高 | 1365mm | 1400mm |
最小回転半径 | 4.4m-4.7m | 4.5m-4.7m |
ホイールベース | 2,455mm | 2,520mm |
JC08燃費 | 24.6km/l-28.0km/L | 20.8km/L-25.6km/L |
燃費はタントが若干リード、N-BOXも非常に良い
両車種ともアイドリングストップ機能を備えています。燃費性能は非常に良いく、街乗りメインの口コミも実燃費も20km/Lを超えている。
若干タントの方が燃費が良いのは、車両重量50kgの差でしょうか。
ボディサイズ・室内空間はどちらもほぼ同じ
ボディサイズ・室内の広さはほぼ同じと考えてよいでしょう。全高を比べるとN-BOXが3cm高く、室内高では3.5cm高くなっています。
室内長はタントが220cm、N-BOXは218cmです。どちらも大人がゆったりとくつろげる広さを確保しており、荷物を載せる時でも重宝します。
小回りの良さではタント、直進安定性ではN-BOX
2WDのベースグレードで比較してみるとタントの最小回転半径は4.4mなのに対して、N-BOXは4.5mです。
ホイールベースはタントが2,455mm、N-BOXは2,520mmです。
小回りの良さではタントが、直進安定性ではN-BOXが有利となっています。
低床設計がもたらすN-BOXのメリット
N-BOXはホンダらしい低床設計が採用されています。低重心でカーブでも安定して走れるだけでなく、荷物の積み下ろしが楽になるメリットがあります。
路面から荷室床面まで長さはタントが59.5cm、N-BOXは48cmです。たった11.5cmと思われそうですが、荷物を持ち上げる時の違いは大きなものです。
タントとN-BOX、あなたはどちらを選びますか?
どちらも燃費が良くて両側スライドドア付きです。そしてベビーカーを折りたたまずに載せられます。
ミラクルオープンドアによる広い乗降口が便利なタントと、低床設計で荷物を載せるのたラクチンなN-BOX。
あなたはどちらを選びますか?