60年以上に渡って世界的に信頼されているランドクルーザーシリーズ。ランクルは車格や仕様が異なる「ステーションワゴン」「ヘビーデューティ」「ライトデューティ」という三系列が並行して生産されています。
- ランクル200・・・先進装備および高級装備を持つフラグシップ(ステーションワゴン)
- ランクル70・・・主に業務用途向けの「70ヘビー系」(ヘビーデューティー)
- ランドクルーザープラド・・・ライトデューティ用途の「70ライト系」
※ライトデューティーは「最大積載重量500kgクラスのピックアップトラック」、ヘビーデューティーは「ライトデューティーより最大積載重量の大きな、大型のピックアップトラック」という意味で使われています。
このページでは、現行モデルで2007年から販売されているランドクルーザー200系(ランクル200)と、2009年から販売されている4代目ランクルプラドを比較しています。
ランドクルーザー200はこんな車
ランドクルーザーシリーズの中で先進装備および高級装備を持つフラグシップモデルです。世界で最も知名度が高く、耐久性についても世界一を誇ります。
いわゆるフルサイズSUVで1980mmという車幅があり、圧倒的な存在感が映えるデザインとなっています。4.6LのV8エンジンは国産SUVの中では最大のパワートレインとなっています。
先代のランクル100からひと回り大きくなりましたが、ホイールベースは変わっておらず最小回転半径は5.9mでランクル100系と同じです。
2015年8月に大きなマイナーチェンジでエクステリアが変更され、3本のグリルバーの上下にメッキを施したフロントマスクとなりました。安全性能についても高い評価を受けており、JNCAP予防安全アセスメントで最高評価の「先進安全車プラス(ASV+)」を国産大型SUVで初めて獲得しています。
ランドクルーザー イメージムービー
本体価格は435万円~682.5万円です。
ランドクルーザープラドはこんな車
ファミリーカーとしても人気の高いランドクルーザープラド。
初代モデルは、利益率の高い三菱パジェロの対抗車として企画されました。主に業務用として使われるランドクルーザー70系の足まわりを軽量化し、乗用車化しています。
1996年には2代目が、2002年に120系と呼ばれる3代目が発売され、2009年9月に現行の4代目となりました。同年に生産終了したハイラックスサーフの役割を兼ねています。
メーカー発表の「いつでもどこへでも行ける安心感と快適性」という通りに高い走行性能を誇りますが、ランドクルーザーと比べると悪路走破性は劣っており、居住性を重視した作りとなっています。
5人乗りと7人乗りが選択可能ですが、7人乗りの3列目シートはシートサイズが小さく足元も狭いため、大人が日常的に使うのは厳しいでしょう。
ランドクルーザープラド イメージムービー
本体価格は380.2万円~513.4万円です。
基本スペック比較
車名 | ランドクルーザー | ランドクルーザープラド |
---|---|---|
全長×全幅×全高 | 4950×1980×1870-1880mm | 4760×1885×1835-1850mm |
ホイールベース | 2850mm | 2790mm |
最小回転半径 | 5.9m | 5.8m |
JC08モード燃費 | 6.7~6.9km/L | 9.0~11.8km/L |
乗車定員 | 5/8 | 5/7 |
排気量(cc) | 4608~4663 | 2446~3955 |
最高出力(馬力) | 288~318 | 97~276 |
共通して搭載される走行支援システム
車格や仕様が異なるとはいえ、ランクルシリーズに共通して搭載されている走行支援システムは沢山あり、トヨタ公式Youtubeチャンネルでも解説されています。
- トランスミッションとシフトチェンジ
- 4-Wheel AHC & AVS(走行状況に合わせて車高の調整が可能)
- マルチテレインセレクト(オフロード路面に合わせて走行モードを選択)
- クロールコントロール(オフロード走行時に車が自動でアクセルを制御)
- マルチテレインモニター(4つのカメラで車両周辺の状況を表示)
- KDDS(走破性と走行安定性を両立させるサスペンション制御システム)
バックドアの違い
バックドアはランクルは上下開きですが、プラドが横開きです。ランクルのオプションには電動パワーゲート(上側)があります。
ランクルの電動パワーゲート(上側)
プラドのバックドア(横開き)
燃費の違いについて
ランドクルーザー200・ランドクルーザープラドの燃費をグレード別に燃費を見てみましょう。
ZX、AX(Gセレクション):6.7km/L(JC08モード時)
AX、GX:6.9km/L(JC08モード時)
2.8Lディーゼル:11.2-11.8km/L(JC08モード時)
2.7Lガソリン:9.0km/L(JC08モード時)
プリウスやアクアなどのエコカーの燃費に慣れていると燃費は決して良くは感じないでしょう。この手のSUV車に乗る方たちは、燃費の優先順位が低い傾向にあります。
どちらもリセールバリューが高い
ランドクルーザーとランドクルーザープラドはどちらもリセールバリューが高いです。
特に中古車でも非常に高い人気があるランドクルーザーはリセールバリューが異常なほどに高いです。
世界中で需要があるためにあえて日本国内で売らなくとも良いのです。現行落ちしているランクル100でさえ、中古車が300万円以上のプレミア価格で取引されています。(ランクル100の新車価格は358万円~569万円でした。)
ランクルプラドのリセールバリューはランドクルーザーに比べれば若干落ちますが、それでも決して低くはありません。
雑感
どちらも本格的な4WD性能を備えたランドクルーザーとランドクルーザープラド。世界的に需要のあるランドクルーザーの完成度は文句なしです。
プラドは乗用車らしさが強く耐久性に関してはランクルに劣るとはいえ、非常によく出来ている乗り物です。国産の本格オフロード車はランクルシリーズ以外だとFJクルーザー・パジェロ・ジムニーくらいしかありませんから、これからもトヨタには頑張って欲しいですね。