トヨタのプレミオ/アリオンは、1957年に発売された「コロナ」の流れを受け継ぎ、2001年に発売された5ナンバーセダンです。
プレミオはトヨペット店、アリオンはトヨタ店が扱う姉妹車で、基本的設計・仕様が同じです。エクステリアはアリオンがスポーティなのに対し、プレミオは60代以上のシニアをターゲットとした上質さをイメージしています。
ブルーバードの後継モデルである日産のミドルセダンが「シルフィ」です。2000年に初代ブルーバード・シルフィとして誕生し、2012年に登場した3代目でシルフィとなりました。
トヨタ・プレミオ/アリオンはこんな車
2001年に初代モデルが発売されたプレミオ/アリオン。5ナンバーサイズでありながら 2001年当時としてはクラス最長の2,700mmのホイールベースを活かした広い室内で、ゆったりとした乗り心地が売りの一つでした。
現行モデルは2007年6月に登場した2代目です。2016年のマイナーチェンジで、フロント以外はプレミオ・アリオン共通となりました。
輸出は行われない国内専用モデルです。
日産・シルフィはこんな車
2000年8月にブルーバードシルフィの名前で販売された初代ですが、2001年8月までは10代目ブルーバードと併売されていました。
2005年12月のフルモデルチェンジで2代目となり、5ナンバーサイズをキープしながらも大型化しました。2代目はボディサイズもホイールベースもプレミオと同様で、ライバル関係になっています。
現行モデルは2012年に登場した3代目はさらなる大型化が図られ、全幅が1,700㎜超えの3ナンバーサイズになりました。プレミオとは異なり、輸出もされているグローバルモデルです。
プレミオ/アリオンとシルフィの基本スペック比較
プレミオ/アリオン | シルフィ | |
---|---|---|
全長×全幅×全高 | 4595×1695×1475mm | 4615×1760×1495mm |
室内長×室内幅×室内高 | 2,055×1,450×1,205mm | 2,100×1,460×1,195mm |
ホイールベース | 2,700mm | 2,700mm |
最小回転半径 | 5.3m | 5.2m |
車両重量 | 1,200kg~1,330kg | 1,208kg~1,288kg |
JC08燃費 | 15.6km-19.2km/L | 15.6km/L |
価格 | 171万円~273万円 | 193.8万円~239.0万円 |
プレミオは5ナンバーサイズですが、シルフィは少し大きく3ナンバーサイズです。
車体が大きい分、静粛性や乗り心地の快適さではシルフィが上回ります。ただし、シルフィの方が最小回転半径が短いため、小回りの良さでは同じ程度くでしょう。
どちらも実用性に優れた室内空間
プレミオの室内
シルフィの室内
どちらも実用性が高い室内空間となっています。
ホイールベースが同じこともあり、5ナンバーのプレミオが3ナンバーのシルフィと同等サイズを誇ります。(プレミオは2,055×1,450×1,205mm、シルフィは2,100×1,460×1,195mm)
トランク容量はプレミオが490L、シルフィが510Lです。
どんな人に向いている?
車体の割にゆったりした乗り心地があるプレミオは日常使いに向いています。上級グレードにはトヨタの安全装備「トヨタセーフティセンスC」が付いていることもあり、
足回りの良さやトランク容量の大きさに優れるシルフィは長距離ドライブに向いています。ドライブが趣味の方にはシルフィをお勧めしま。ただし、安全装備としてサイドカーテンエアバッグはありますが、現状ではエマージェンシーブレーキなどが装備されない点だけは知っておきたいですね。