トヨタ唯一の5ナンバーステーションワゴンで、直接のライバルはホンダ・シャトルや日産・ウィングロードです。
前モデルはカローラワゴン。カローラフィールダーという名前になったのは2000年発売のE12#G型(カローラシリーズ通算9代目)からです。
ガソリンエンジン車も低燃費でしたが、2012年発売の3代目フィールダーにはハイブリッド車も設定されました。
初代カローラフィールダー E12#G型(2000年-2006年)
全長 | 4,410mm |
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全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,520mm |
ホイールベース | 2,600mm |
最小回転半径 | 5.1m |
燃費 | 12-18km/L(10・15モード) |
カローラワゴンの後継モデルとして開発された初代カローラフィールダー。従来のカローラが持つ大衆車のイメージを払拭するため、ゼロから設計・デザインに取り組み誕生しました。発売時期を1年余り延期する異例の決断でした。
セダンより全長が20mm長く、全高が50mm高く設定されています。
2代目カローラフィールダー E14#G型(2006年-2012年)
全長 | 4,410mm |
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全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,460-1,490mm |
ホイールベース | 2,600mm |
最小回転半径 | 5.1m |
燃費 | 14.4~20km/L(10・15モード) |
2006年10月10日にフルモデルチェンジ。5ナンバー規格を維持した日本国内専用モデルとなっています。
SMAPの木村拓哉さんが出演したことでも話題となり、黒いフィールダーは女性から特に人気が出ました。
3代目カローラフィールダー E16#G型(2012年-)
全長 | 4,400mm |
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全幅 | 1,695-1,700mm |
全高 | 1,475-1,510mm |
ホイールベース | 2,600mm |
最小回転半径 | 4.9m |
燃費 | 16~33.8km/L(08モード) |
史上初となるダウンサイズを実施。最小回転半径が4.9mとなり小回りが利くようになりました。
荷室幅が1,510mm、後席使用時の容量が407Lで、奥行きは970mmになります。後席格納時は872Lで、奥行きは2,025mmにもなります。
ハイブリッド車とガソリン車はどちらがいいの?
フィールダーには1.5Lガソリン、1.8Lガソリン、ハイブリッドの3つが設定されています。燃費などの維持費を考えると、ハイブリッドかガソリンで迷ってしまいますよね。
それぞれの価格帯は以下の通りです。
- 1.5Lガソリン:162.6万円~224.1万円
- 1.8Lガソリン:221.4万円~232.5万円
- ハイブリッド:219.5万円~247.4万円
ハイブリッドの燃費は33.8km/L、1.5Lガソリンの燃費は16km/Lです。
エコカー減税を考慮しても、車両購入時の価格差が40万円以上あります。仮にガソリン価格が140円/Lだとすると、年間1万km乗るとしても、燃費差だけで車両価格の差を取り返すには20年近く乗らなければなりません。
コストパフォーマンスだけで考えるならガソリン車をお勧めします。
ハイブリッドの強みは坂道発進時のスムーズさや静粛性です。バッテリーを搭載する場所も荷室の邪魔になっていませんから、日常使いではハイブリッドの方が良いでしょう。