人気のミドルクラスSUV、フォレスター&エクストレイル。
2.0Lクラスの定番SUVであるスバルのフォレスターと日産のエクストレイル。あなたの用途ではどちらを買ったら良いのでしょうか。競合するこの2つを比較してみました。
車体の大きさの違い
フォレスターのサイズ
4代目フォレスター(2012年~)
全長:4,595mm
全幅:1,795mm
全高:1,695mm
室内長:2,095mm
室内幅:1,540mm
室内高:1,280mm
3代目フォレスター(2007年12月 - 2010年10月)
全長:4,560mm
全幅:1,780mm
全高:1,675mm
エクストレイルのボディサイズ
3代目X-TRAIL (2013年~)
全長:4,640mm
全幅:1,820mm
全高:1,715mm
室内長:2,005mm(2列シート) 2,555mm(3列シート)
室内幅:1,535mm
室内高:1,270mm
2代目X-TRAIL(2007年~)
全長:4,635mm
全幅:1,790mm
全高:1,700mm
室内長:2,000mm
室内幅:1,450mm
室内高:1,265mm
どちらもモデルチェンジで一回り大きくなった経緯がありますが、同年代で比べるとフォレスターよりもエクストレイルが若干大きい傾向があります。
燃費の違い
フォレスター:JC08モード15.2km/L(2.0i-S EyeSight)
エクストレイル:JC08モード16.0km/L(20X EBP)
同じような性能のグレードで比較してみると燃費の差はほぼないといってよいですね。
フォレスターの2.0i-S EyeSightは272万円、エクストレイルの20X エクストリーマーX エマージェンシーブレーキパッケージは274万円です。
小回りが利くのはフォレスター
最小回転半径はフォレスターが5.3mなのに対し、エクストレイルは5.6mです。
この違いはホイールベース(前輪軸と後輪軸との距離)の長さが関係しているでしょう。ホイールベースはフォレスターが2,640mm、エクストレイルが2,705mmです。エクストレイルは小回りを犠牲にした代わりに、直進安定性に優れています。
乗車人数の違い
フォレスターは全てのグレードで5人乗りですが、エクストレイルはほぼすべてのグレードに5人と7人乗りを設定しています。この若干の大きさの違いが乗車人数にも現れているのでしょう。
エクストレイルの3列目シートはとても狭いため、大人が座るのであれば非常用と考えた方がよいです。
積載性や荷室容量の違い
フォレスターの積載性
フォレスターのラゲッジルームの容量は505L、電動テールゲート仕様では488Lとなります。
荷室の床部のトレーが発泡スチロール製のために、水洗いをすることができます。
エクストレイルの積載性
エクストレイルのラゲッジルーム容量は550L。荷室入口の高さは94cmのため、大きなものでも楽に積むことができます。
エクストレイルは室内フロアを水洗いできる「ウォッシャブルラゲッジ」を備えています。その名のとおり、エクストレイルも室内を水洗いできるのです。
また、シート自体にも撥水加工を施しているため、濡れた状態のままシートに座っても、簡単に水や汚れを拭き取れるようになっています。
車体の大きいエクストレイルの方が荷室容量も大きいですね。
アウトドアで使うのであれば、室内を丸洗いできるエクストレイルの方が重宝するでしょう。
安全装備
フォレスターには『アイサイト』、エクストレイルには『エマージェンシーブレーキ』という自動ブレーキが搭載されています。ほぼ同程度の機能ですが、フォレスターには自動追従システムが付いているという点でリードしているでしょうか。
エクストレイルには手動のクルーズコントロールはあるものの、自動追従機能ありません。
フォレスターとエクストレイル、どっちがおすすめ?
車両価格も燃費もほぼ変わらないフォレスターとエクストレイル。荷室容量では若干エクストレイルが勝るものの、どちらにも大きな違いはないでしょう。
街乗りメインであれば、車体が小さく小回りの利くフォレスターがオススメです。
アウトドアをメインに考えるのであれば、防水シート・防水ラゲッジのエクストレイルの方が思いきり遊べるでしょう。