(ダイヤモンドホワイト)
メルセデス・ベンツ日本は、新型のプレミアムミドルサイズSUV『GLC』を2月9日より発売します。
現行の『GLK』の後継モデルで、メルセデスのSUVモデルである「GL」と車格を表す「C」を組み合わせて「GLC」と車名を変更しました。
「Cクラス」の先進性を踏襲して安全性や快適性を刷新しています。
ボディサイズは全長4660×全幅1890×全高1645mm。メルセデスとしてはミドルサイズですが、全幅1890mmは日本の街中を走るには少し大きいかもしれませんね。
室内は先代GLKに比べて拡大し、居住性をアップさせました。荷室容量は通常時で550リットル、GLKに比べて100リットル拡大しています。
フルラゲッジ状態では1600Lまで拡大します。
安全装備はメルセデスの「レーダーセーフティパッケージ」や「LEDインテリジェントライトシステム」も全車標準装備しています。
レーダーとカメラによりクルマの周囲を常にモニターし状況に応じステアリング、アクセル、ブレーキを制御する「部分自動運転」を実現しました。
(セレナイトグレー)
(
カバンサイトブルー)
(ボーラーホワイト)
(後列シート)
(前列シート)
(タイヤサイズは前後235/55 R19)
以下、リリースより
メルセデス・ベンツ日本、新世代プレミアムミドルサイズSUV「GLC」を発売
メルセデスの新世代プレミアムミドルサイズSUV
■「GLC」を発売
・メルセデスのベストセラーモデル「Cクラス」の先進性を踏襲した新世代SUV
・セグメントで唯一、レーダーとカメラによりクルマの周囲を常にモニターし状況に応じステアリング、アクセル、ブレーキを制御する「部分自動運転」を実現
・2.0リッター直列4気筒直噴ターボエンジンと9速A/Tによる高効率化
メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:上野金太郎、本社:東京都港区)は、メルセデス・ベンツ「GLC」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じ本日より発売します。
「GLC」の前身である「GLK」は、2008年に誕生したメルセデス4番目のSUVで、3.5リッターV6エンジンとフルタイム四輪駆動によるオールラウンドな走行性能、力強い個性的なデザインが特徴でした。今回のフルモデルチェンジにより、メルセデス・ベンツのベストセラーモデル「Cクラス」と同等の安全/快適装備を備えるとともに、車種名についても、メルセデスのSUVモデルを表す「GL」と車格を表す「C」を組み合わせ、「GLC」と刷新しました。
■デザイン
「GLC」のボディサイズは、全長4,660mm(*)、全幅1,890mm、全高1,645mmとCクラス同様日本の道路事情や駐車場事情において扱いやすい大きさです。大きく切れるステアリングによって最小回転半径は5.7mを達成しています。なお、ステアリング位置は右ハンドルに設定しました。エクステリアデザインは短いオーバーハングにスポーティでダイナミックな最新のメルセデスデザインを踏襲しました。クーペのようなルーフラインと長いホイールベースがすらりとした優美なサイドシルエットをもたらしています。 *:GLC 250 4MATICの数値
また、メルセデス・ベンツはエアロダイナミクスの分野をリードしており、ほぼすべてのセグメントにおいて最高水準のCd値を達成しています。GLCも、ボディ細部にわたる徹底した空力最適化により、Cd値0.31(先代GLK:0.34)というセグメント最高水準の空力特性を実現しました。空気抵抗を抑えることで、風切り音を減少させるとともに燃費効率を高めます。
室内は、先代GLKに比べて前後席ともに乗員のための空間が広くなっています。特に後席レッグルームは57mm拡大し、ゆったりとしたスペースを確保しています。足元スペースも34mm拡大し乗降時の快適性が大きく改善しています。
インテリアデザインには、Cクラス同様機能的で上質なデザインを取り入れました。
8.4インチディスプレイを備えた「COMANDシステム」も、定評のCOMANDコントローラーに加えタッチパッドも採用することにより、さまざまな入力方法が可能となるなど、最新世代へと進化しました。
■パワートレイン
GLCには、最高出力211PS/155kW、最大トルク350Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンを採用しました。トランスミッションには、メルセデス最新の9速オートマティックトランスミッション「9G(ナイン ジー)-TRONIC
(トロニック)」を組み合わせました。現在市販されているトルクコンバータ式トランスミッションの中で最も変速段数が多いこのトランスミッションは、1つのギアが受け持つ速度域が狭くなるため変速ショックとエンジン回転数の上昇が抑えられ、静粛性と燃費の両方を高いレベルで実現します。
先代GLKの3.5リッターV6エンジンと比べて大幅にダウンサイジングしたことにより燃費は13.4km/L(JC08モード)と約15%向上させながら最大トルクはほぼ同等の350Nmを確保し、SUVモデルに相応しい力強い動力性能と燃費経済性という一見相反するメリットを高レベルで両立しています。
GLCは、最新の全天候型フルタイム四輪駆動システム「4MATIC」を搭載しています。
エンジントルクを前輪33%、後輪67%の比率で配分し、様々な天候や路面状況下で最適なトラクションを発揮します。
■シャーシ
フロントのサスペンション型式は4リンク式を採用しました。4リンク式のメリットは、リンク機構とストラット式スプリングを独立させることで理想的なサスペンションの動きを実現できることにあります。キャンバー角の自由なセッティングが可能になることでコーナリング時のグリップが大幅に向上します。リアは、伝統のマルチリンクサスペンションを進化させ、卓越した直進安定性を実現しています。
また、走行状況に応じてダンパー内のオイル流量を変化させ、減衰力を調整するセレクティブダンピングシステムを備えた「AGILITY(アジリティ)CONTROL(コントロール)サスペンション」を採用しました。通常走行時には快適な乗り心地を提供し、ハードな走行時には最大限の減衰力を発揮します。
さらに、センターコンソールの専用コントローラーを操作するだけで5つのモードからドライバーが望むキャラクターに瞬時にセッティング可能な「ダイナミックセレクト」も標準装備しています。選んだモードに応じて、エンジン、トランスミッション、ステアリングの制御などが変化し、快適性や燃費を優先する走りから素早いレスポンスでスポーティなドライビングまで楽しむことができます。
■セーフティ
安全面では、Cクラスにも導入されている最新鋭の技術が搭載されています。
全モデルに標準装備の「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムは、ドライバーの疲れを最小限に抑える快適性が安全なドライブに貢献するという思想に基づき、安全性と快適性を高次元で融合させたもので、メルセデス・ベンツで
はこれを「インテリジェントドライブ」と総称しています。メルセデス・ベンツの乗員のみならず、他の道路利用者をも含む包括的な保護を実現することが、その目標です。
「インテリジェントドライブ」の土台となっているのが、クルマの周囲ほぼ360°をカバーする複合的なセンサーシステムです。フロントウインドウ内側のステレオマルチパーパスカメラは、最大500mの広範囲をモニターするほか、2つのカメラで車両前方約50mの範囲を立体的に捉えます。レーダーセンサーは、フロントおよびリアバンパーに内蔵された25GHzの短距離レーダー計4個、ラジエーターグリル奥の77GHzの中・長距離レーダー1個、リアバンパー中央の25GHzマルチモードレーダー1個の合計6個が搭載されています。これらのカメラとレーダーから得られたデータをコントロールユニットで融合させ、安全運転支援システムに対応するデータを作成します。このデータを高度なアルゴリズムで解析することにより、先行車両、横断車両、後方車両、対向車、歩行者などを検出し、その位置を特定します。これにより状況を判断して、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシストします。また、夜間の安全なドライブをサポートするアダプティブハイビームアシスト・プラスを備えた「LEDインテリジェントライトシステム」も全モデルに標準装備しています。
■ユーティリティ
安全性に加え、利便性を向上する装備として、車両周囲の状況をモニターする「360°カメラシステム」、自動操舵・ブレーキ機能により縦列駐車と車庫入れをアシストする「アクティブパーキングアシスト」を標準装備しています。ラゲッジルームは、セグメントトップの優れた積載性を備えています。通常時で先代GLKより100リッター拡大した550リッター(VDA方式)を確保し、さらに後席バックレストを倒せば最大1,600リッター(VDA方式)まで拡大できます。ワンタッチ操作でテールゲートが自動開閉し、開口角度も調整できる「EASY-PACK自動開閉テールゲート」も標準装備しています。大きく開くテールゲート、張り出しの少ないフラットなフロア形状、後席バックレストを40:20:40の比率で前方に倒せる分割可倒機構により、乗員数や荷物の形、大きさに合わせた幅広い使い分けが可能です。
■GLCの「インテリジェントドライブ」に含まれる代表的な機能
○ディストロニック・プラス(ステアリングアシスト付):
77GHzおよび25GHzの2種類のレーダーによって先行車を認識し、速度に応じた車間距離を維持します。GLCでは、ステレオマルチパーパスカメラの搭載により、車線のカーブと先行車両を認識し、車間を維持しながらステアリング操作をアシストする機能が追加されました。
○BASプラス(飛び出し検知機能付ブレーキアシスト・プラス):
77GHzおよび25GHzのレーダーとステレオマルチパーパスカメラで前方を広範囲にモニターし、先行車に加え、前方を横切るクルマや合流してくるクルマ、さらには歩行者などとの衝突の危険性を検知した場合にドライバーにディスプレイ表示と音で警告し、急ブレーキを促します。ドライバーがブレーキを踏んでも踏み込みが弱い場合はブレーキ圧を増幅することで急ブレーキの効果を高めます。
○PRE-SAFE(R)ブレーキ(歩行者検知機能付):
BASプラスの警告にドライバーが反応しない場合、軽いブレーキングでドライバーに警告し、衝突回避をサポートします。同時に衝突時に乗員の最適な姿勢を可能な限り確保するPRE-SAFE(R)機能も作動します。それでもドライバーが反応しない場合、最大のブレーキ力で自動緊急ブレーキが作動します。今回、先行車に加え歩行者も検知する機能が追加され、衝突予防安全性が大幅に向上しました。
○リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム):
リアバンパーのマルチモードレーダーが後方を監視し、車間距離と接近速度から衝突の危険があると判断すると、ハザードランプを素早く点滅させて後続車のドライバーに警告するとともに、ドライバーに危険を知らせ、シートベルトテンショナーなどを起動させます。
それでも後続車が十分に減速しない際には自動的にブレーキ圧を高めて自車をロックし、玉突き衝突の回避など二次被害の軽減をサポートします。
○アクティブレーンキーピングアシスト:
ステレオマルチパーパスカメラが車線を検出し、フロントホイールが走行車線を越えたと判断するとステアリングを断続的に微振動させてドライバーに警告するほか、ESP(R)の制御を利用して片輪に軽い補正ブレーキをかけることで車線内に戻そうとします。今回、大事故となりやすい対向車との衝突を防止する機能が新たに加わりました。
○アダプティブハイビームアシスト・プラス:
ステレオマルチパーパスカメラが対向車や先行車を検知すると、他の車両にハイビームが当たらないよう自動的に照射範囲を制御しながら常に最大の視界を確保します。また、道路標識などにハイビームが反射すると、自動的に減光し眩惑を防止します。