屋根の色が変わって明るさをコントロール
スイッチ一つでガラスルーフの透明度を変えることができるマジックスカイコントロール。現行の3代目SLKのオプションとして登場し、
新型SLにも搭載されました。メルセデスで人気オプションの一つです。
屋根を閉めている時でも車内を明るくできる、他メーカーでは採用されていない(2016年現在)画期的な仕組みです。
マジック・スカイコントロールの仕組み
ガラスに挟み込んだクリスタルに電圧を加えると、ガラス構造の内部の粒子の配置が換わり、ガラスが光を通すようになります。これにより、紫外線や赤外線をしっかりカットするというものです。
通電しない場合は暗色となります。粒子がランダムな配置となって外からの光をさえぎるからです。
メルセデスベンツがマジック・スカイコントロールの機能を説明した動画をYouTubeで公開しています。濃紺から瞬時にクリアに変化する様子はまさしく魔法のガラスですね。
デスバレーでテストされたクリアモードとダークモード
マジック・スカイコントロールは2つのモードがあります。
寒いときや雨でもオープンエア感覚が愉しめるクリアモードと、室内の温度上昇を抑えて快適に保つダークモードです。
通常時は透明な状態で、夏場など太陽が気になる時にはダークを選択することで熱線を80%カットすることができます。その時の室温は10℃も下がるそうです。
そんなマジックスカイコントロール、最高気温が50℃を超えるアメリカ・カリフォルニア州のデスバレーでテストされました。
車外の日射量はオープン時で1m2当り1,000~1,100Wだったのが、クリアモードにしたときは200Wに下がり、ダークモードでは40~50W。車外日射量の20分の1になったそうです。
あなたも魔法のガラスを楽しみませんか?
エアコンの負担を軽くする効果もあり、なによりも「楽しい!」と思えるメルセデスらしい画期的な仕組み。あなたも楽しんでみませんか?