アテンザはこんなクルマ
2002年にカペラの事実上の後継車として発売され、2008年と2012年にフルモデルチェンジを行っています。2012年に発売された3代目でフラッグシップと位置付けられました。
現行モデルのキャッチコピーは
『すべてのドライバーに究極の「走る歓び」をもたらす、マツダのフラッグシップ。』
車名の由来はイタリア語で「注目」を意味する「アテンツィオーネ(Attenzione)」から。人々の注目を集める車となるよう願われて命名されました。
日本国外向けの車名はMazda6(マツダ6)です。
アクセラはこんなクルマ
マツダ独自の技術SKYACTIV(スカイアクティブ)と魂動デザインを採用したCセグメントセダン。
現行モデルのキャッチコピーは
『ドライバーとクルマの人馬一体を追い求めた、「走る歓び」のベンチマーク。』
アクセラセダンは日本の運転教習所の3分の1というトップシェアを確保しています。
車名の由来は「Accelerate(加速する)」「Accelerator(アクセル)」「Excellent(卓越した)」を組み合わせた造語です。
日本国外向けの車名はMazda3(マツダ3)です。
アクセラとアテンザのスペックを比較
アテンザ | アクセラ | |
全長 | 4,860mm - 4,865mm(セダン) 4,800mm - 4,805mm(ワゴン) |
4,580mm(セダン) 4,490mm(スポーツ・前期型) 4,460mm(スポーツ・後期型) |
全幅 | 1,840mm | 1,755mm |
全高 | 1,450mm(セダン) 1,480mm(ワゴン) |
1,465 - 1,505mm |
車両重量 | 1,440 - 1,600kg(セダン) 1,460 - 1,620kg(ワゴン) |
1,230 - 1,410kg(セダン) 1,250 - 1,420kg(スポーツ) |
最小回転半径 | 5.4m | 5.1m |
ホイールベース | 2,830mm(セダン) 2,750mm(ワゴン) |
2,640mm |
JC08燃費 | 15.6~22.4km/L | 17.8~30.8km/L |
数字を比べて見ると大分違いますね。大きな方がアテンザ、小さな方がアクセラです。
エクステリアの違い
スペックを並べてみれば違いは分かるものの、「外観デザインを見ても遠目では分かり難い」と言う方が多いのがアクセラとアテンザです。
デザインコンセプトはどちらもマツダ独自の「魂動デザイン」と言われるものです。
フロントデザインの違い
フロントデザインを見てみると、アクセラはナンバープレートがグリルにかかっているのに対し、アテンザはかかっていません。
リアデザインの違い
アクセラとアテンザのコンセプトの違い
アクセラは売れ筋モデルであり、マツダの中核を担う車種です。軽快に走れることと共に、世界戦略車らしく万人に受け入れられることを重視して作られています。
運転席周りはドライバーが運転に集中できるようなデザインとし、後席はゆったり座れるように足元の広さを確保するなど、ドライブの心地よさにこだわった作りとなっています。
一方、現行のアテンザはマツダのフラグシップらしさが前面に出ています。長時間乗っていても疲れにくい設計となっており、遮音性能が高くエンジン音や外部の騒音は上手くカットされています。グレードによっては後席シートヒーターやBoseサウンドシステム(11スピーカー)を標準装備しているなど、多くの快適装備を備えています。
この価格帯としてはスポーツ性が高いとはいえ、アテンザは高級車らしさと安定感のあるドライブ性能が特徴です。