車購入は人生の中でも非常大きな買い物の一つですから「できる限り安く買いたい!」と思うのは当然です。
ここでは新車購入時の値引き方法を紹介します。
車を安く買うための6つのポイント
1.購入する時期
2.競合車の見積もりを取る
3.複数のディーラーから見積りをとる
4.下取り価格を高くする
5.オプション値引きを狙う
6.新古車(未使用車)という選択肢もあり
1.購入する時期
1年の中でも新車の値引き交渉で有利になる時期があります。
- 3月の年度末決算期
- 6~7月のボーナス時期
- 9月の中間決算期
- 12月の年末商戦
- モデルチェンジ発表後
決算期やボーナス期は販売台数を稼がなければいけませんから、どのディーラーも値引き交渉に応じやすいです。特に3月の年度末決算期は営業マンも必死になってくれます。
また、フルモデルチェンジの発表後は、モデル末期を理由に大幅な値引きがされやすくなります。
中古車の場合は4~5月と10~11月が値下がりしやすいです。決算期の3月と9月に新車が売れますから、その時に下取りとして引き取られた中古車が市場に出てきます。
2.競合車の見積もりを取る
値引き交渉の際に「もっと安くしてください」といってもなかなか良い値引きには繋がりません。
そこでポイントとなるのが競合車の見積もりです。
あなたが「日産・セレナ」を欲しければ、ライバル車の「トヨタ・ヴォクシー」「トヨタ・ノア」「ホンダ・ステップワゴン」の見積もりをもらっておくのです。
競合車の例
・『トヨタ・アクア』&『ホンダ・フィットハイブリッド』
・『トヨタ・カローラフィールダー』&『ホンダ・シャトル』&『日産・ウィングロード』
・『ダイハツ・ムーヴ』&『スズキ・ワゴンR』
・『ホンダ・フィット』&『日産・ノート』&『トヨタ・ヴィッツ』
3.複数のディーラーから見積りをとる
どこのディーラーへ行っても同じ値引きというわけではありません。在庫や販売目標の進捗によって値引き額が変わってきます。
1社だけではなく、複数のディーラーで見積りをもらって比較することをお勧めします。
最初の見積りではオプション付きではなく、車両本体だけの見積りを取るのがポイントです。車両本体の値引き額が曖昧になると、ややこしくなってしまいます。
4.下取り価格を高くする
安く新車を買うための最大のポイントがこれです。どうしたって車両本体の値引きだけでは限界があります。
購入する車の値引き額が変わらないのなら『下取り価格を高くすることで実質的な値引き額を大きくする』という作戦をとりましょう。
ディーラーに下取りしてもらう前に、中古車買取の専門店に査定依頼してみてください。相場を知らないまま下取りに出すと損する可能性があります。
基本的にディーラーの下取り額より買取店の査定額の方が高い傾向があります。
私のカローラフィールダーを査定に出した例
私が乗っていた2011年のカローラフィールダー(3代目・E16#G型)をディーラーへ下取りに出したら28万円でしたが、買取店では68万9千円になりました。
業者間でも査定額に大きな差が出るので、一括査定サイト複数業者に査定してもらうことをお勧めします。
お勧めの一括査定サイトはカーセンサーです。
カーセンサー
知名度抜群のリクルートが運営している一括査定サイトです。多くの買取業者が参入しており、最大で30社からの見積もりが可能です。もちろん査定料は無料です。
値引き交渉にはシビアな方が多いですが、下取り価格については深く考えない方が多いです。
せっかくの値引き交渉も下取り価格が安ければ意味がありません。
ディーラーとの値下げ交渉を頑張るよりも、一番高く買い取る店を抑えた方がよっぽどお得です。
仮にディーラーへ下取りに出すとしても、相場を知っていた方が交渉で有利になります。
5.オプション値引きを狙う
これ以上は車両本体の値引きが難しいと感じたら、オプションを付けることによってさらなる値引きを狙いましょう。
例:サンルーフとドアバイザーを付けるのであと10万円(少し無理な金額)値引きしてもらえませんか?
オプション費用と別に工賃が取られるのが一般的ですから、全てのオプションは工賃を含めた総額から交渉すると値引きされやすいです。オプション一つ一つに対して値引きしてもらうのが理想ですが、あまりに面倒な客になってしまうと交渉自体が上手くいきません。
オプションでの値引きは「あとひと押し」というときに効果的です。
オプションの値引きはこちらから言わなければ見積もりのままです。工賃も1時間あたり1万円程度になりますから、見積もりを貰ったらしっかりと確認しておきましょう。
・メーカーオプション
クルマを工場で作るときに一緒に組み付けるオプションのこと。
・ディーラーオプション
フロアマットやシートカバーなど、納車時にお店で付けてもらうオプションのこと。後から頼んで付けてもらうこともできます。
6.新古車(未使用車)という選択肢もあり
新車を安く購入するためには、ディーラー以外のお店に行くのも選択肢の一つです。中古車販売店や整備工場などでも新車を買うことができます。
特にお勧めなのが新古車(未使用車)と言われる車です。
新古車とは、ナンバー登録をしただけで手放された車のことです。現在の販売表示では「未使用車」と表記することになっています。
ナンバー登録しただけで手放される理由は『自動車メーカーと販売店の事情』です。
メーカーにとっては目標生産台数を達成すること一つの広告になりますから、作るだけ作って中古車市場に流してしまうという戦略が取られているのです。
名義変更の簡単な軽自動車は新古車として市場に出回りやすい傾向があります。
新古車を選ぶメリット
・新車同様にキレイ
・車検が長く残っている事が多く、自動車重量税が免除される
・4月1日以降に購入した場合は、購入した年度の自動車税が免除される
・中古車扱いなので納期が早い
新古車購入では各種自動車税が免除になります。新車同様の車が新車より安く買える上に、余計な費用がかかりません。
新古車のデメリット
・選べるのは在庫の中からのみ
・グレードやオプションは選べない
・人気車種や人気グレードはすぐに売り切れる
新古車のデメリットは中古車と同じく『一点もの』だということです。魅力的な車はすぐに売れてしまいますので、常にアンテナを張っておかなければなりません。
そこでお勧めなのが『欲しい車の条件を入力しておくと業者が希望の車を探してくれるサービス』です。
価格に納得できれば買えば良いだけですから、新車購入を考えている方は使ってみて損はありません。