ワイパーは代表的なクルマの消耗品です。雨の日はもちろん、フロントウィンドウが汚れた時にも使いますよね。
雨の多い日本では、ワイパーは安全運転にかかせません
当たり前に装備されている機能だけにメンテナンスを忘れがちですが、実は使ってなくても劣化するのをご存知でしたか?
使ってなくても劣化するワイパー
ワイパーは比較的柔らかいゴム製の部品で作られています。ワイパーも他の多くのゴム製品と同じく、時間の経過とともに劣化していきます。
その理由は雨風や日差しです。タイヤも時間が経つと割れが目立ってきますよね
温度・湿度管理をしている完全な室内であればほとんど劣化しませんが、外で保管していればどうしても紫外線や乾燥が原因で劣化していきます。
ワイパー交換時期の目安は半年から1年
あくまで目安ですが、ワイパー交換時期は半年から1年と言われています。
ワイパーの寿命の目安として『ウインドウウォッシャー液がしっかりと拭き取れているか』が。初めはキレイに拭きとれますが、だんだんとウォッシャー液が残るようになってきます。
更に使っていくと、窓を拭く度にギシギシと音を立ててきます。この時にワイパーをのゴム部分を触ってみると、弾力がなくなっているのが分かると思います。こうなったら交換してもよいでしょう。
個人的には、半年に一度は交換した方が良いと思います。どんなワイパーでも半年ほど拭き取りムラがでてくるため、雨の日の夜などはかなり気になります。
ゴムが劣化したワイパーを使い続けると
いつまでも劣化したワイパーを使っていると、拭き取りムラのために視認性が悪くなってきます。前が良く見えなければ運転していても疲れやすく、安全運転にも支障が出てきます。
また、硬化したゴムがフロントガラスに擦り傷を作ってしまうことがあります。ゴム交換の数千円をケチって数万円の出費になってしまっては堪りませんよね。
寿命は製品や使用頻度によって変わりますが、劣化して寿命を終える前に交換するべきでしょう。
雨が止んだら忘れてしまった
日本ワイパーブレード連合会(JWF)は、梅雨の時期に当たる6月6日を「ワイパーの日」と定め、交換を推奨しています。
『ワイパーを交換しようと思っていたけれど、雨が止んだら忘れてしまった』という経験のある方は少なくありません。そんな方は「毎年6月6日に交換する」と決めてしまうのも良いですよ。