セレナは日産が販売するミドルサイズのミニバンです。街中でも扱いやすく遠出にも便利なため、ファミリー層から高い支持を受けています。
このページでは、セレナの歴代モデルを紹介しています。
初代セレナ C23型(1991年-1999年)
1985年から販売されていた2代目バネット(C22型)の後継車種『バネットセレナ』として誕生しました。
商用車ベースの乗用車らしく、初代セレナのはまだまだ商用イメージが色濃く出ています。1995年8月の改良で、オプション設定だった運転席エアバッグを標準装備化されました。
1994年5月のマイナーチェンジで正式車名を「セレナ」へと変更しています。
全長:4,355/4,380mm
全幅:1,695mm
全高:1,825 - 1,915mm
2代目セレナ C24型(1999年 - 2005年)
キャッチコピーは「モノより思い出」。
2代目からは乗用グレードのみとなり、乗用タイプのミニバンとして初めて両側スライドドアを採用しています。
ガソリン車すべてにCVTを搭載し、2代目以降のセレナは全てシフトレバーがコラム式(ハンドルに近い位置に設置していること)となっています。
【2代目セレナのインパネ】
全長:4,355/4,380mmmm
全幅:1,695mm
全高:1,825 - 1,915mm
車両重量:1,390 – 1,570kg
3代目セレナ C25型(2005年 - 2010年)
2005年5月のフルモデルチェンジで3代目となりました。キャッチフレーズは『1BOXの可能性をシフトする』と『家族の絆をシフトする。』
特に室内空間の広さや使い勝手の良さが好評で、2007年から2009年の3年連続でミニバン販売台数1位を記録しました。2010年4月には国内累計販売台数が100万台を達成しており、状態の良い個体が中古車市場にも多く出ています。
エンジンは2.0Lのみが設定されました。エクストロニックCVTとの組み合わせで低燃費を実現しており、平成22年度燃費基準+5%を達成しています。ほとんどのグレードで5ナンバーですが、スポーティグレードの『ハイウェイスター』は全幅が1.7mを超えているため3ナンバーサイズです。
3代目からは「ランディ」としてスズキへOEM供給されています。
全長:4,650 - 4,725mm
全幅:1,695 - 1,725mm
全高:1,840/1,850mm
4代目セレナ C26型(2010年 - 2016年)
2010年11月に4代目が発表されました。3代目室内空間や使い勝手の良さを更によくし、燃費性能にも磨きをかけています。
室内長は3代目比で300mm長くなっています。
ボタンを押すだけで開閉できる「ワンタッチオートスライドドア」のほか、「フロント/リアワイドビュー」や「駐車ガイド機能」などを備えた『アラウンドビューモニター』がオプション装備に採用されました。
全長:4,685 - 4,770mm
全幅:1,695 - 1,735mm
全高:1,865/1,875mm
5代目セレナ C27型(2016年 - )
2016年8月に発表されました。フロントグリルに日産の新世代デザイン「Vモーション」を採用し、サイドも伸びやかなデザインとなっています。
高速道路などでの単一車線運転支援技術「ProPILOT(プロパイロット)」が新たに採用されました。自動運転車の先駆けとして注目されていますが、完全な自動運転ではなく、あくまでも走行中にドライバーを補助する運転支援システムです。
3代目・4代目同様に「ランディ」としてスズキへOEM供給されています。
全長:4,690 - 4,770mm
全幅:1,695 - 1,740mm
全高:1,865/1,875mm