2014年で6代目となったレガシィ。スバルの独自の走行性能やプレミアム性を集めたフラグシップモデルです。今回は、1989年に登場したレガシィの5度に渡るモデルチェンジを振り返ります。
初代 BC/BF系(1989年-1993年)
スバル・レオーネの上級車種として登場した初代BC/BF型レガシィ。水平対向エンジンにレオーネで実現した4WDを採用した初のモデルです。
RV全盛期だった当時、レガシィツーリングワゴンはアウトドア派から支持されました。その後登場するインプレッサやフォレスターは、この初代レガシィをベースに開発されています。
全長:セダン4,545mm、ワゴン4600m
全幅:1,690mm
全高:セダン1,395mm、ワゴン1490mm
ホイールベース:2,580mm
車両重量:1,350kg
2代目 BD/BG系(1993年-1998年)
先代に比べ、ボディの剛性の向上やターボエンジンを採用した2代目レガシィ。ラインナップにクロスオーバーSUV「アウトバック」を追加し、アメリカで高い人気となりました。世界最速ワゴン記録を樹立し、レガシィツーリングワゴンのブランドイメージを確立しました。
全長:4,595mm
全幅:1,695mm
全高:1,385mm
ホイールベース:2,630mm
車両重量:1,370kg
最小回転半径:5.5m
3代目 BE/BH系(1998年-2003年)
1998年6月に登場3代目ではFF車が廃止され、全グレードが4WDとなりました。この3代目が最後の5ナンバーサイズです。
2代目で追加されたSUVは「ランカスター」と車名を変えています。
全長:4,680mm
全幅:1,695mm
全高:1,515mm
ホイールベース:2,650mm
車両重量:1,460kg
最小回転半径:5.4m
4代目 BL/BP系(2003年-2009年)
4代目では衝突安全性能向上のために全幅を先代よりも35mm増やした1,730mmとしました。それにより5ナンバーサイズから3ナンバーサイズになっています。
このサイズ拡幅とともに内外装のデザインを上質なものとし、高級性を押し出したモデルとなりました。
スバルとしては初めてとなる、2003-2004日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
全長:ワゴン4,680mm、セダン4,635mm
全幅:1,730mm
全高:ワゴン1,470mm、セダン1,425mm
ホイールベース:2,670mm
車両重量:1,330 - 1,540kg
5代目 BM/BR系(2009年-2014年)
2009年に発売された5代目レガシィでは、北米市場の需要に合わせてボディをさらに大型化します。先代の頃より、レガシィの販売台数は日本国内よりも北米の方が圧倒的に多くなっていました。
北米市場で販売されたのはアウトバックが中心です。レガシィツーリングワゴンは国内向けに開発されたモデルで、北米では販売されていません
車体が大きくなったものの最小回転半径は5.5mと取り回しの良さも実現しています。
2008年に初めてEyeSight搭載のレガシィを発売。2010年にはEyeSight(ver.2)がレガシィに搭載されました。
この代でツーリングワゴンが廃止となりました。後継はレヴォーグです。
全長 :ワゴン4,775mm、セダン:4,730mm
全幅:1,780mm
全高:ワゴン1,535mm、セダン:1,505mm
ホイールベース:2,750mm
車両重量:1,480 - 1,550kg
最小回転半径:5.5m
6代目 BN/BS系(2014年 - )
セダンタイプのB4とクロスオーバーSUVタイプのアウトバックの2タイプとなった6代目レガシィ。ボディサイズは先代よりもさらに大型化し、北米仕様と国内仕様が共通となりました。
6代目のスペック
全長:4,795mm(B4)、4815mm(アウトバック)
全幅:1,840mm
全高:1,500mm(B4)、1605mm(アウトバック)
ホイールベース:2,750mm
車両重量:1,530kg
今後のレガシィはどう変わっていくのでしょうか?安全装備のアイサイトの進化など、今後も楽しみですね。