そもそもコンパクトカーとは
明確な定義は存在しませんが、全長がおよそ4,200mm程度まで、全幅がおよそ1,700mm程度までの5ナンバーサイズのクルマのことです。
エンジンの排気量は1000cc~1500cc程度です。
日本自動車販売協会連合会が発表した2015年の新車乗用車販売台数ランキングから、コンパクトカーのみを選んでランキング形式にしました。
2015年1-12月のコンパクトカー売上ランキング
1位 アクア
今年もアクアがナンバーワンです。軽自動車を含む全乗用車の販売台数ランキングでも、2013年から三年連続で第一位となりました。
プリウスより低燃費でプリウスより低価格、そしてプリウスより取り回しが楽です。さらにエコカー減税もばっちり付くとなれば、日本では売れて当然とも言えるクルマですよね。
2015年1-12月販売台数:215,525台 前年比92.4%
■2011年12月発売
■JC08モード燃費:~37.0km/L
■新車価格:176万1382円~
2位 ホンダ フィット
発売から6回のリコールを繰り返しながらも大健闘したフィット。軽自動車を除く国産乗用車の販売台数でもアクア・プリウスに次ぐ第3位です。
販売台数が前年比59.1%と大きく落としたのは、やはりリコールの影響でしょうか。
荷室の広さや使い勝手に優れており、フィットRSに関しては最高出力132馬力の動力性能を誇ります。
2015年1-12月販売台数:119,846台 前年比59.1%
■2013年09月発売→改良多数
■JC08モード燃費:~36.4km/L
■新車価格:129万9800円~
3位 日産 ノート
コンパクトカーの中でトップクラスの広い車内スペースを持つノート。室内寸法はセダンの「ティアナ」と同等となっており、リアシートの広さに関しては間違いなくトップでしょう。
フィットよりも販売台数が劣っていた理由の一つはハイブリッド仕様の有無でしょうか。
2015年1-12月販売台数:97,995台 前年比91.8%
■2012年09月発売
■JC08モード燃費:~25.2km/L
■新車価格:139万9680円~
4位 トヨタ ヴィッツ
コンパクトカーといえばコレというイメージすらありますね。
しっかりした足で走行性能が高く、インテリア等も全体的に良くなり完成度の高いヴィッツ。デザインは比較的男性向けとなり、客層をパッソと分けることになりました。
年間販売台数:77,612台 前年比86.7%
2010年12月発売
JC08モード燃費:~25.0km/L
新車価格:115万5600円~
5位 マツダ デミオ
2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたデミオ。「今までのコンパクトカーがあきらめてきたすべてを、この1台に。」は、マツダらしい運転の楽しさ感じさせてくれるキャッチでした。
年間販売台数:72,771台 前年比 149.8%
2014年9月発売
JC08モード燃費:30.0km/L
新車価格:135万0000円~
6位 シエンタ
発売から12年を迎え、初のフルモデルチェンジを実施したシエンタ。前年比で360%の売り上げを記録し、まさしく売れに売れまくりました。
この小型なボディサイズで列シートを備え、7人乗車できるのがポイントです。
年間販売台数:63,904台 前年比 360.1%
初代は2003年9月、2代目は2015年7月発売
JC08モード燃費:~27.6km/L
新車価格:109万8655円~
7位 トヨタ パッソ
現行車は2代目。女性向けの可愛らしいデザインで、軽自動車からの乗り換えを意識して開発されました。
ガソリンエンジン登録車としてはNo.1の低燃費が売りの一つ。
年間販売台数:45,449台 前年比 91.3%
2010年2月発売
JC08モード燃費:~27.6km/L
新車価格:109万8655円~
8位 スズキ ソリオ
もともと軽自動車だっただけあり、このサイズのコンパクトカーとしては広い空間があるソリオ。室内長2,515mmはクラストップレベルです。
年間販売台数:38,488台
2011年01月発売
JC08モード燃費:25.4km/L
新車価格:145万4760円~
9位 スズキ スイフト
スポーツ走行でも楽しいスズキ・スイフト。ハンドリングや足回りの良さだけでなく、2013年のマイナーチェンジで燃費も向上しました。
年間販売台数:31,473台
2010年09月発売
JC08モード燃費:~26.4km/L
新車価格:131万6520円~
10位 トヨタ スペイド
左側がスライドドアになっているトヨタ・スペイド。
子育て中のママに人気のコンパクトカーですね。
年間販売台数:28,809台 前年比74.4%
2012年07月発売
JC08モード燃費:19.6km/L
新車価格:175万9437円~
おわりに
どうでしたか?こうして見るとトヨタの強さが際立っていますね。低燃費を一番の売りにした車ばかりというわけではなく、室内の広さを売りにしたノートや、デミオやスイフトのように走りを売りにしたクルマもランクインしました。
2016年1月の売上もやはりアクアが1位。2位にはシエンタが着けています。以下、ノート、フィット、デミオといった順番です。
なお、全国産乗用車では新型が登場したプリウスがぶっちぎりの1位となっています。やはり今年も街中で見かけるのはプリウスとアクアなんでしょうね。