軽自動車でありながら広い室内を備える「タント」と「ウェイク」。どちらもダイハツを代表する人気の軽自動車であり、ライバル車でもあります。今回は、そんなタントとウェイクを比較します。

タントはこんなクルマ

tanto

現行のタントは2013年10月に発売された3代目です。車名のタントは、イタリア語で「とても広い、たくさんの」という意味の言葉から名付けられました。

2003年に発売された初代から「子育てママが運転しやすいこと」「ママと子供が便利に使える」をコンセプトとしています。

現行の3代目タントの開発時には、ダイハツ社内でも「子育てママ一辺倒でいいのか」という意見があったそうです。それでも子育てママのためにキャビンを広くし、運転のしやすさを追求して出来上がったのが現行のタントです。

タントの概要・スペック

全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1750mm

室内長:2200mm
室内幅:1350mm
室内高:1365mm

車両重量:930kg~960kg
JC08モード燃費:26.0km/l~28.0km/L
最小回転半径:4.4m

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ウェイクはこんなクルマ

wake

軽最大の全高と室内空間を誇るウェイク。2013年の東京モーターショーに出展したコンセプトカー「DEKA DEKA(デカデカ)」が2014年になって市販車として登場しました。

コンセプトは「大人4人が遠出できる」こと。1455mmという室内高は背が高い大人でも窮屈しません。

玉山鉄二さんの「あんちゃん!」「ウェイクだよ!」というCMは、多くの方が印象に残っているのではないでしょうか。

車名の由来は英語で「目覚める」という意味の”wake”です。「上を行く」にもかけて「ウェイク」ともなっているようですね。名前の通り全高1,835mmという高さが特徴です。

ウェイクの概要・スペック

全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,835mm

室内長:2215mm
室内幅:1345mm
室内高:1455mm

車重:990 – 1000kg
JC08モード燃費:25.4 km/L
最小回転半径:4.4m

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インテリアを比較

室内長・室内幅はほぼ変わりませんが、室内高が大きく違います。タントの室内高が1365mmなのに対しウェイクは1455mm、なんと90mmも高くしています。

タントのインテリア

tanto-interior

タントのインテリアが素晴らしい点は、小さい子供がいるファミリーカーとして良く考えられているところでしょう。

タントの全高は「小さな子供が中で立って着替えることができる」というところから決められており、電動スライドドアを採用している数少ないモデルでもあります。

tanto-interior2

タント最大の特徴は「ミラクルオープンドア」です。左側のセンターピラー(自動車中央の窓柱)をなくし、1,490mmの開口幅を確保しています。

前後シート間にゆとりをもたせたことで、A型ベビーカーを折りたたまずに横から載せられることもポイントです。

ウェイクのインテリア

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ウェイクの室内は収納が豊富で使い勝手の良いハイパーインパネとミラクルラゲージ。撥水加工が施されたシートを倒せばフラットな床になるため、アウトドアや車中泊にも使える一台です。※

ウェイクの室内

通常のラゲッジが広いだけでなく、320×640×380mmのアンダートランク(床下収納)は90Lの容量があります。2Lのペットボトルを24本積載可能で、クーラーボックスなどの大きなモノでも余裕で積むことができます。

燃費・走行性能の違い

タント・ウェイクのどちらもダイハツ独自の低燃費技術「イーステクノロジー(Energy Saving Technology)」を搭載しており、高い燃費性能を誇ります。
JC08モード燃費はタントが26.0km/l~28.0km/Lなのに対してウェイクは25.4 km/L。車両重量が50kgほど軽いタントの方が燃費が良くなっています。

また、最小回転半径はどちらも4.4mです。全長・全幅も同じですから、取り回しの良さに関しての違いは全くないと言ってよいでしょう。

問題となるのはウェイクの高さです。重心が高いため、高速道路のカーブなどではタントの方が安定しています。ただし、タントもかなり背が高い車種ですから、カーブでの安定性が高いとはいえません。

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タントとウェイク、どちらを選べばよい?

ママさんカーとしての大実績があるタントと、大人4人でも乗れることを考えて作られたウェイク。どちらも広い室内と低燃費を両立しており、高い完成度を誇っています。

小さな子供がいるならミラクルオープンドアのタントが、子供がある程度大きいならウェイクがオススメです。

個人的には「軽自動車という枠でミニバンを作ったらウェイクになった」という感じがあります。発表会で室内にシュラフを用意していたことなど、それまで他メーカーがやってこなかった挑戦的とも取れるアプローチに驚きました。

若者のクルマ離れが話題となって久しいですが、新たな需要を掘り起こしてくるダイハツにはこれからも期待をしたいと思います。

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参考サイト
ウェイク|車中泊ラボ

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